雑草扱いだが花は可愛らしいイヌホウズキ … 自然観察・WanderVogel
2017-10-31


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自然観察の森で咲いていたイヌホウズキの花。

雑草扱いの草花だが、花の少ないこの時期にはよく目立っていた。
イヌホウズキには何種類かあり見分けは難しいが、一般的な観察会ではあまり細かいところまでは分類して話さないことが多い。

世界中に分布すると言われているが、日本には史前に入ってきた「帰化植物」の扱いをされている。
道路脇の植込みや庭先に普通に生えている(はびこっている?)ので雑草扱いされている。
在来種のテリミノホウズキや最近帰化したアメリカイヌホウズキ、オオイヌホウズキなど似たようなものが何種類かあります。
黒い実がつくと解りやすいというが、花の状態ではなかなか区別が微妙のようです。

写真のイヌホウズキも、ひょっとするとアメリカイヌホウズキなのかもしれませんね。

名前に「イヌ」とつく名前の由来について、いろいろなHP上で書かれていますが、「多摩丘陵の植物と里山の研究室」というHPが解りやすかったので、ちょっとお借りしてみると、
” しばしば「イヌ」は「犬」で、役に立たないことからの命名であるという説明がなされますが、犬は古い時代から狩猟や牧羊などで使われていた有用動物であったことから疑問があります。草姿などがホオズキに似ていて、果実に赤い袋をつけないので「似て非なるもの」の「非(イナ)」から「イヌ」に転訛したものではないか。” と、まとめられていてそういう説明のほうが説得力あるよなぁ、と妙に納得してしまった。

山野を見回してみると、植物の名前に、イヌとかカラスだとか、スズメ、キツネ、タヌキ、クマ、サルなど動物や鳥,魚などの名前が付いたものがけっこう多くあるものです。

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