第3回の神奈川県ヘリテージマネージャー大会 … 邸園/文化財保全・HM
2014-03-18


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先週の土曜日に横浜市開港記念会館で第3回となる、神奈川県ヘリテージマネージャー大会が開催されました。
縁あって第1回目からこれに参加していまして、昨年末のしまね大会には行けませんでしたが、一昨年水戸で行なわれた全国大会のプレ発起大会(?)には参加をしてきました。

今回の大会は3部構成になっていて、第1部では実際の活動報告として2つの活動についての発表がなされました。

まずは木嶋氏と一柳氏による、千葉県金谷と隣接する鋸山周辺の房州石(凝灰岩)の採掘場一帯で行われている「石を活用したヘリマネ活動」の報告ですが、これは地元へのプレゼンテーション手法も含めて、とても興味をそそられる内容でした。

日本は「木造文化」だけではなく、素晴らしい「石造文化」があったんだよなぁ、と再認識させられました。特に、関東一帯の広範囲に分布している房州石を使った石造構造物・建築物の話しを聞くと、すぐにでも見に行きたい衝動にかられますね。
木嶋・一柳両氏が房州石だけに留まらず、伊豆半島で産出される伊豆堅石(安山岩)、敷根石(凝灰岩)についても、かなり詳細な調査をされていることにも頭が下がります。

それで思い出したのが、一昨年伝統技法研究会が主催した「固くて柔らかい石の話」という伝技塾講座でした。そこでは(房州石がメインではありませんが、、)伊豆石や大谷石についての石の採掘の歴史、石の構造物についての専門的な話を聞いた記憶があります。

今回の話とどこかで一本の線につながっていくようで、関東近辺の石造構造物の歴史や分布、特徴や使われ方など石造文化の一端を少し理解することが出来ました。


もう一つの発表は、鎌倉にある昭和12年に建てられた日蓮宗のお寺(妙本寺)に隣接する木造の「比企谷幼稚園」の調査報告でした。こちらもなかなか興味深かった。

第2部は神奈川県のヘリマネではおなじみのパネラー、コメンテーター、コーディネーターによるパネルディスカッションがあり、第3部で参加者全員による自由意見交換(ワークショップ)という具合に大会は進行していきましたが、みなしゃべりたい人たちばかりなので、時間が全然足りないと言う感じで終了の時間となってしまいました。

今回の神奈川県ヘリマネ大会は興味のある話題・報告が多くて、大変刺激を受けた会でした。

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