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横浜自然観察の森で見つけたオオバウマノスズクサの果実。まるでスターフルーツのような形状の実が珍しい。
5月に行った秦野市の弘法山ではサキソフォン形の特徴ある花を見ることができましたが、ここでは果実を見ることができました。果実は昨年箱根の山中でも見つけました。
大きなハート形の葉っぱが特徴的なので、目が慣れてくるとツルの多い林の中でも案外身近で探せるもんです。
見つけた時はけっこう感動ものでした。
でもこの植物には毒があります。(スターフルーツは食べられますが、この実は食べられません。)
オオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ類)は、ジャコウアゲハの食草(幼虫の食料)として知られています。
この草は葉や茎に毒を含ませることで、虫に食べられることから自らを防御していますが、ジャコウアゲハの幼虫はこの毒に対して耐性が出来ているので食草になるというわけです。
オオバウマノスズクサは毒草ですから、これを食べて育つジャコウアゲハにも毒があります。
ジャコウアゲハの幼虫はこのオオバウマノスズクサをもりもり食べて身体の中に毒素を溜め込んでいきます。そして、身体に溜め込んだ毒によって、成虫になってからも外敵から身を守っています。
自然界の不思議と奥深さがここにもありました。
オオバウマノスズクサの花:
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