スギの樹皮剥きをしてきました … 自然素材のものづくり・WanderVogel
2016-07-14


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先日、青梅の里山でスギの樹皮剥きをしてきました。

今年から主にツル性植物のツルを使ってするカゴ編みを先生について教わりながら制作しているのですが、先日はその材料のひとつとしてスギの樹皮剥ぎをしてきました。
ツル性植物に限らず、樹皮も面白い素材のようです。
この日は杉の他に、沢沿いに生えているクルミの木を伐採し、皮剥きをしてきました。

この皮剥き作業と言うのは、この時期にしか出来ない作業で、梅雨時の植物が盛んに地中から水を吸い上げている今の時期こそ、この樹皮剥きに適した季節なのだと言うことを実感しました。
樹皮を剥ぐ時は、ジュワッという音とともに水分が樹皮と木質部分との間から吹き出してきて、乾燥した表面からは想像もつかないほどのみずみずしさを感じます。
ちょっとかわいそうな感じもしますが、一皮むいた後のしっとりとした美しい木肌を見ると、ふだん見ているスギとは違った神秘的な姿を見せてくれます。

家に戻り、今度は採取してきた樹皮を平らに広げ、十分に乾燥させます。

今までそれほど気にしていなかったのですが、杉材もけっこう(というかすごく)ヤニが出るものですねぇ。
マツ材のヤニは良く知られていますが、スギも同じようにヤニが導管から吹き出して来るのを見ると、スギもマツも同じなんだなぁと、妙に感心してしまいました。

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