倒木に生えるヒイロタケとクロコブタケ … 自然観察・WanderVogel
2017-08-28


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丹沢・戸川の森林整備フィールドでの1枚。
倒木に生えていたキノコ類:ヒイロタケ(緋色茸)とクロコブタケ(黒瘤茸)。

ヒイロタケは名前の通り、鮮やかな緋色〜オレンジ色をした目立つキノコで遠目からでも簡単に見つけられます。
クロコブタケはツブツブの小さな黒いこぶのような形状で、木の表面にびっしりと張り付いているのが見えています。
ともに広葉樹(特にコナラなどブナ科の樹木によく生えると言います)の枯れ枝、倒木に取り付いて生えるキノコです。
写真でも解る通り、クヌギかコナラの倒木に生えていました。

クロコブタケのことは実は良く知らなくて、帰って来てから調べてみると、原木シイタケの栽培をしている方にはけっこう知られた害菌キノコ(木材腐朽菌類)で、実に厄介な存在なのだと言います。原木椎茸を栽培していると必ずと言っていいほどこのクロコブタケが発生するのだそうです。
原木内部に侵蝕する力が強く、広範囲に発生してしまうと原木そのものが使えなくなってしまう(廃棄処分しないと他にも繁殖してしまう)とも書かれていました。

地味な姿なのですが、雑木林の中を歩いていると割りと目にするクロコブタケです。
こうして改めて調べてみたのは初めてでしたが、こんな姿をしていても「キノコ」の仲間なんですね。

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